なにげなく、トリミングで要らなくなったハイグロフィラ・ロザエネルヴィスを庭の片隅に埋めておいた。案の定、2,3日で水上葉はすべて枯れ、茎の部分だけになってしまった。当の本人はそんな事は忘れて何ヶ月か経ったある日、その場所にグリーンの葉に奇麗な葉脈がある草が生えているのを発見した。赤くはないが、間違いなくハイグロフィラ・ロザエネルヴィスである。その後、数種類の水草を水上葉化して育てている。
確かに、水草と言っても、自然の状態では、雨季と乾季により生育場所は水中だったり、水上だったりしている。また、ショップで売られている水草の多くは、水上で育てられた物である。ショップで売られている物の殆どが水上育成されている事でも判るように、水上で育てた方が容易である。確かに、蛍光燈より太陽光の方が何倍も生育に有利だろうし、厄介な苔の問題は無い。その上、育成の為の設備が簡単で済むというメリットがある。
もし、住宅事情が許すのなら、トリミングで要らなくなった水草を水上葉として育成し、有事の時に備えておく事を進める。
一歩進んで、アクアテラリウムのテラの部分のみ(つまり水槽内で水を張らずに水草を育てる)を作るとか、ガーデニングをしてみるとか遊んでください。(ただ、水上に出たら水草って雑草みたいなんですよね)
1.トリミングで不要となった水草の根の部分を用意する。
今回は、ロタラと萎縮して死にそうなハイグロを用意。
これを100倍に薄めたメネデールに20分位浸けておく。
2.鉢に用土を入れる。
1.鉢底の土はビーナスライトを使用(そんなにこだわらない)
2.根腐れ防止の為にミリオンを敷く
3.用土は、バーミキュライト 4:ピートモス 4:ビーナスライト 2の割合がお勧め。今回はセントポーリア用の土で代用
3.根にハイフレッシュをまぶし植える。
発根を促進する為、ハイフレッシュを根にまぶし植え込む。
また、根がミリオンに直接当たるように植え込む。
4.発育を促す為、ラップをかける。
(1)で水草を浸けておいたメネデールを薄めた水を与える。
その後、ラップをかけ発根を促す。
5.一ヶ月くらいすると新芽が出る。
寒い時期は温室にいれる。
一週間毎に水をたっぷり与えると一ヶ月後には新芽がでます。
水草だからと言って、水を与えすぎると根が出ず枯れます。
我が家ではこの方法で有茎水草の水上葉化に成功しています。(下記種類)
レッドルブラ(ルブラハイグロ)
水中での育成は難しいが、庭に植えておくと写真のように自生する。
さすがに冬は地上部は枯れるが、春になるとまた新芽を吹き出す。
撮影協力:倉林氏
ロタラ
水中の育成と同じく水上での育成も容易。プランターにイエローリシマキアと共に植えたら、一年でいっぱいになった。
1998/12/31までウォーター・バコパと勘違いしていました。この水上葉を水槽中に戻し間違いが判明しました。あまりにも水中葉と葉形が違いますよね。

右の写真は1999/05/10撮影のものである。イエローリシマキアとロタラの比率がすっかり入れ替わってしまった。 1999/05/20
ラージリーフハイグロ
名前のとおり大型なハイグロである。この品種のみ上記の水上葉化の方法以外で行った。
この品種は茎も太く、高さが45cmある水槽でも、すぐ水上に頭が出てしまう。本来はここでトリミングを行うのだが、このまま成長させると、頭の部分は水上葉になる。ある程度大きくなったところで根ごと鉢に移植して完了である。
レッド・ルドヴィジア
この品種は水中に入れると真っ赤になるが、水上では赤みかかっている程度である。水中での育成と同様、水上での育成も容易である。
撮影協力:倉林氏
イエローリシマキア
この品種は園芸ショップで売っている。
水上葉は水中葉より肉厚はあるものの奇麗なグリーンはそのままである。
撮影協力:倉林氏
アヌビアスナナ&ハイグロフィラ&レッド・ルドヴィジア&ミクロソリウムウェンディローブ
トリミングで余ったものをまとめて鉢植えした。ナナを中心にレッド・ルドヴィジアでまわりをリースのように囲った。さてさてどうなることやら
1998/12/03 SET
2月位までは非常にうまく育っていたのだが、もう大丈夫だろうとラップをはずしたら一気に枯れてしまった。すこし、外気にふれさすのは早かった・・・現在はナナだけが残り違うプランターに植えてある。 1999/05/20失敗確定

パロットフェザー
これもトリミングで余ったものを鉢植えした。すでに5週間くらいになり、水上葉が出てきている。ただし、茎の部分は購入時の水上葉状態であり完全な水上葉からの移行よりは簡単だったと思う。なんかひょろひょろなのはなんだろう???
1998/12/03 SET
これは大成功。ただすこしひょろひょろしている。1999/5/20に別プランターに移植
ロタラ&クリプトコリネ・ウェンドティーブラウン&南米ウィロモス
トリミングで余った水草をすてるのがもったいないのでプランターに水を張って川砂に植えた。クリプトは2日で溶け出したが、ロタラは一週間で水上葉を展開し出した。写真左下では、水上葉がないバリスネリアも入っている。これは何の目的も無く、もったいないからで入れただけである。
1999/5/9 SET![]()
ミクロソリウム
5/11にseabass3に大きいミクロソリウムを頂いたので、家にあったミクロソリウムを、水を張ったプランターに入れた。成長して水上に水上葉を展開するのを期待している。
1999/5/15 SET![]()
ロタラの花
たしかロタラって、花の付き方でロトンディフォリアかインジカが判別できるのですよねぇ? おそらく、ロトンディフォリアだと思いますが、あってます?
バックはイエローリシマキア
1999/7/15 ![]()
ラージリーフハイグロの花
右の方に写っているのはパロットフェザーの水上葉です。
1999/7/15 ![]()
アナカリスの花
草の茎から花まで5-7cmくらいの茎を出し花が咲きます。
1999/7/30 ![]()
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