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こんなときどうしたら


Q20.苔取り用にはCRSを何匹入れればよいですか? 2002.12.16
A20.60cm水槽で20〜30匹です。

20匹と聞いて苔で悩んでいる人は、「えっ? たったそれだけ?」と思うかもしれません。確かに苔の出てしまった水槽では20匹では少なすぎます。苔取りで一番良く働くのはヤマトヌマエビで、経験上CRSの3〜5倍働くと思っています。純粋に苔で悩んでいるのなら、ヤマトヌマエビの投入が最も効果的です。

私はCRSにはまる前は、水草水槽中心に楽しんでいました。水草水槽は、常に苔との戦いで、水槽の調子が悪いとせっかく綺麗に育った水草が苔だらけになってしまいます。
そこで、苔を退治するために60cm水槽でヤマトヌマエビを20-30匹入れていました。しかし、アヌビアスナナなどに付く黒いひげ苔はヤマトヌマエビでも食べてくれません。インターネットや本で調べていくうちに、苔はエビに食べさせるものではない。まず苔の出ない工夫をして、それでも発生する微量の苔対策として、エビやオトシンを入れるのだと気付かされました。

苔は水槽内の余分なものを吸収し成長します。典型的なのが、富栄養化と長時間の光の照射です。私が過去に失敗した事例。聞いた事例は以下の通りです。
・水槽に太陽光があたる。
・1日中蛍光灯をつけていた。または長い。
・蛍光灯のON/OFF時間が不規則。
・肥料を入れすぎた。
・魚の量が多い。
・濾過能力が低い。

光:
水草は長時間少ない光量よりも、短時間多い光量を好みます。自然界では水底に光が届くのは太陽が真上にある前後数時間で、あとは水面で反射されそんなに届かないことからも想像できます。60cm水槽だと蛍光灯3本-4本で1日6時間程度で良いと考えています。蛍光灯2本でも1日8時間以内が良いのではないでしょうか。それ以上点灯していても、水草は光合成しません。有茎の水草等は、葉を閉じて眠ってしまいます。(下の写真)
意外と多いのが、出勤(登校)前にONにして帰ってきたらOFFにする人です。残業や、宴会、スポーツジム等で帰りが遅くなった場合等は、1日16時間くらいつけていることになります。また、昼間に付け忘れたと言って夜につけても水草も体内時計がありいつものように光合成してくれません。こういう光でも苔はたくましく取り込み繁茂します。
昼間の光合成している状態
(パロットフェザー)
夜、葉を閉じて
光合成をやめてしまった状態


富栄養化:
魚の数に対して濾過能力が低いと、排泄物+餌の残りで水槽内が富栄養化します。水中の養分が余りにも多いと、水草が全て吸収できず、コケの栄養源となってしまいます。これは、肥料を入れすぎても同じです。水草の中で栄養吸収率の高いのはリシアです。水面に浮かべておけばかなりコケをふせげます。

この様にコケが出にくい環境にしてしまえばヤマトヌマエビなら5匹程度で充分です。10匹入れてしまうと、水草の新芽を食べてしまう恐れが出てきます。ビーシュリンプやトロピカルシュリンプなら20匹程度です。ただ、ビーシュリンプやトロピカルシュリンプなら繁殖可能なので10匹購入すれば増えてくれます。さらに水草を食べる心配も少ないです。あとはミナミヌマエビも簡単に増えます。混泳させる魚がエビを食べない魚なら、淡水で増えないヤマトヌマエビよりもビーシュリンプやトロピカルシュリンプ、ミナミヌマエビのほうが良いと思います。

栽培センターの宣伝みたいになって申し訳ないのですが、こちらのトロピカルシュリンプは繁殖スピードが速いのでお勧めです。

参考文献

くりすたるれっどわ〜るど  クリスタルレッドシュリンプ(CRS)の世界 くりすたるれっどわ〜るど © 1998-2004 すぎっちょ